私たちは日々仕事をして収入を得ています。そして、その得た収入から生活費を支出し、将来のための貯蓄もして、バランスを保って生活をしています。
「理想の経済状態」とは、このように「収入と支出のバランスがとれている状態」のことです。このバランスがとれていれば、現在の生活も将来の生活も安定しているはずです。
しかし、突発的なことが起こると、このバランスが崩れます。突発的なこととは「収入が大きく減ったり、逆に支出が大きく増えたりすること」です。
具体的には「収入を得ていた方が突然亡くなった」「大きな病気やケガをして長い間働けなくなった」等です。このようなことが起こると収入を得ることができなくなり「収入が大きく減少し家計のバランスを崩す」ことになります。
また「自動車事故を起こして他人に大けがを負わせた」「火事や台風や地震で家が全壊した」「自転車で通行人に大けがを負わせた」「大きな病気やケガで高額な治療費を支払わなければならなくなった」等が起こると、今度は「大きな支出が発生し家計のバランスを崩す」ことになります。
病気やケガでの長期療養は「収入が減り支出も増えるのでダブルパンチ」です。
これらの突発的なことが起こって、収入が大きく減少したり、大きな支出が発生したら大変ですが、そんなことが起こったとしても、今の生活を経済的に維持するための「収入と支出の備え」があれば、安心して生活することができますよね。その「備えの1つが保険」なのです。
だからといって、備えのすべてを保険で準備する必要はありません。国の保険もありますし、一部を貯蓄で備えるという選択肢もあります。あくまでも備えの1つと考えることです。
備えはできるだけ無理やムダのないようにして、将来のための貯蓄に少しでも多くのお金を回すことも、これからはますます必要になってくると思います。
そのためにも、まずは「自分に必要な備えのサイズ」つまり「必要保障額」を知っておくことが大切です。自分のサイズがわかれば、ムダな備えは必要なくなるはずです。
備えのサイズは人によって違います。必要保障額をしっかり計算して、無理やムダのない、自分にぴったりの備えを選んでください。