私たちは毎日の仕事において、お客様にご選択をいただく場面に多く直面します。その場面で、お客様が判断に迷い、私たちにアドバイスを求めてこられることがあります。そのときに最優先する判断基準が「お客様の利益」です。ご選択をいただく場面での判断基準が、保険取り扱い手数料などの一時的な収益や事務の簡便さ等であってはなりません。あくまでもお客様の利益を最優先した選択を行っていくことが、お客様の信頼を得て、如いては地元で長く仕事を続けていくことができることに繋がるのです。
そもそも、人の役に立たない仕事はありません。どんな仕事でも一応、人の役には立っています。しかし、私たちが大事にしているのは「人が感動を覚えるほど役に立つ」ことです。単に役に立つだけでなく「人の役に立つ努力を惜しまない」ことが大切だということです。それは「人から必要とされる」ことかもしれません。人から必要とされるためには、能力が必要です。その能力は、さまざまな経験で身に付きますが、誰もができる経験しかしていないと、誰にでもできることしかできないために、誰からも必要とされません。今の世の中は、個々の能力がどんどん向上しています。その世界で、必要とされるためには、昔よりも努力が必要です。大切なのは、自らの研鑽と自分ならではのたくさんの経験です。そのためには、自分で考え、自分で試し経験する「努力し続ける」ことが大切なのです。
思いやりとは、人を気遣ったり、相手の立場を尊重したりする気持ち。つまり、「人に優しくする気持ち」です。自分が好かれたい(得したい)あるいは嫌われたくない(損したくない)ではなく、相手の立場に立って考え、行動することです。相手を思いやる行動には様々なものがあります。例えば、笑顔を見せて安心してもらう、イライラを表情に出さない、相手を認める、相手の話に耳を傾ける、自分の考え方を押し付けない、思いやりを素直に受け取る、そっとしておく、(自分のためではなく)相手のために甘やかさない、可能性を信じる。その逆の行動を想像するとわかります。純粋な思いやりは伝わりますし、連鎖します。その連鎖が会社全体に広がるように心がけ、思いやりのある人が集まる会社にしましょう。
私たちは、同じ目的・目標を実現するために集った仲間です。それぞれのメンバーの個性を理解し、ありのままを認め、特性を活かしていくことができる関係を構築します。仲間の欠点を指摘するのではなく、欠けている部分を補い合い、協力して目的・目標を実現します。例えば、取り組みに対し、「積極的に参加し盛り上げてくれる」「成功を共に喜んでくれる」「問題を共に悩んでくれる」などの一つひとつの行動が相手を励まし応援することに繋がります。会社の中で、1人で仕事をしている人はいません。あなたも必ず誰かに応援されています。そのことを忘れず、自らも仲間を応援することで、居心地の良い職場が実現します。そして、これは家庭でも同じです。家族からの信頼を得ることができなければ、モチベーションを保ちながらより良い仕事を行っていくことはできません。家族を大切にし、良い関係が構築されている状態で仕事に臨むことが、良い結果を生むことになるのです。
私たちは「できるようになった喜び」をかみしめ、「自身の成長」を楽しみます。向上心をもち、新しい知識や情報を得るための積極的な努力を惜しみません。「学ぶ」ことをやめるから成長が止まるのです。実際には、「学ぶ」方法はそれほど多くありません。①経験から学ぶ、②同僚・先輩から学ぶ、③外部情報(書籍、研修)から学ぶ、等がその代表的なものです。常にこの3つが必要です。この3つを意識することで、成長のスピードは速くなります。そして、得たものをどんどんアウトプットすることで、知識や経験が自分自身のものとなるのです。
私たちは仕事をする上で、常に「もっと良くなる方法は何だろう?」と考えるように心掛けます。私たちを取り巻く環境は常に変化しています。そのため、今日の時点でベストだと思うことが、明日においてもベストであるとは限りません。「もっと良い方法はないだろうか?」「費用対効果をあげるためにできることは?」「もっと違うアプローチで考えたなら、違う結果が出ないだろうか?」「効果を倍増するような仕組みに変えられないだろうか?」と、常にベストな状態を目指します。小さな改善を日々積み重ねることが、大きな進化につながります。私たちは、一人ひとりが「変化を恐れず、チャレンジする」ことを習慣にしていきます。
私たちは相手のアクションを待つのではなく、「まずは自分から」行動します。コア・バリュー1.2.3を自らが積極的に実践することは勿論、意見の食い違いや思い通りにいかないことでも、「相手に変化を求める」のではなく、「まずは自分が変わる」ことを心掛けます。笑って欲しい時は、自から笑い、理解して欲しい時は、相手を理解する努力をし、信頼を得るために、まずは自らが相手を信頼します。私たちは自主性をもち、周りに良い影響を与えられる人を目指します。
何事にも全力で取り組む人は、仕事や勉強、スポーツ、人付き合いなど、何事においても自分の精一杯の力を出し切り、本気で取り組むため、好奇心が旺盛で、心の熱い人が多く、周りの人がその人の性格や雰囲気に惹かれ、尊敬されるようなります。こうした努力する姿を見て、周りの仲間も「自分もあの人のように頑張ろう」と、奮起することができます。また、全力で取り組む人は、たとえ失敗したとしても、周りの人からの評価が高く、「一生懸命頑張ったのだから、また一緒に頑張ろう」と、手を差し伸べてくれることも多くなります。つまり、何事にも全力で取り組むことは自分を高め、周りにも良い影響を与えられるようになるのです。
日常業務をただこなすように行なうなら誰にでもできます。またどの会社も行なっています。だからこそ、私たちは、日常業務の「当たり前」を「感動」に変える努力を続けていきます。笑顔での挨拶が気持ちいい。電話対応が元気がいい。以前の出来事を覚えていてくれた。忙しいのに快く対応してくれた。真剣に相談にのってくれた。メールの対応が的確で早い。分りやすい説明をしてくれた。日常業務の一つひとつを高い水準に保つことは簡単なことではありません。しかし、自分にとっては日常の仕事の一つに過ぎないものも、相手にとっては「一回きりの依頼」かもしれません。「当たり前を感動に変える」意識をもって、行動することは、あなたにお客さまや同僚からの「ありがとう」をもたらす大切な価値観です。